私達「心のおしゃべり音楽工房」は、2015年12月25日にNPO法人となって以来掲げてきた3つの事業を柱を、2021年11月8日、次のように改訂することになりました。
6年間を通じて、正会員・サポートメンバーの皆さんたちと、「音楽療法ライブ」を中心にこの団体の目指すところを懸命に模索してきた結果、かつてのやや大雑把で抽象的だった柱を具体化できる事業、そして、この団体でこそ推進する意味のある活動、というものを絞ることができた結果だと考えています。
New1. 障がい者のための音楽芸術活動支援 ミュージカルスタジオ・ナイトケア事業
障がいのある人たちは、私たちの想像する以上に、音楽の芸術活動に生き甲斐を感じています。
音楽以外の場面ではなかなか満足な疎通が得られないのに、音楽の中だと、まるで健常者のような理解力を示すという人も少なくありません。
家族や人生への想いを終末期まで共有していくことができる特定の楽曲によって、家族を思い続ける人もいます。
私たちは、そんな障がい者たちが、数少ない生きがいの一つである音楽芸術活動を続けていくことができるような特定の居場所を開設・運営していくための事業の立ち上げを目指し、寄付を募集しています。
New2. 0歳〜3歳未満の乳幼児のための音楽芸術活動によるコミュニケーションサポート事業 子育て音楽サークルAiAi
赤ちゃんが、言いたいことがまだ言えなくてパニックを起こすのは、大体1歳半前後からです。それまでは、おっぱいをあげれば泣き止んだのに、それでは泣きやまなくなります。赤ちゃんは、言えることの何倍も理解できているものなので、言葉で発信できないからといって解らないんだからと軽く見てはなりません。
一方、1歳半から2歳でショパンやベートーベンを弾きこなせる子もいません。この頃の音楽力に大差はないのです。だからこそ、個々の即興表現が一つの音楽になるという創造的な音楽体験は、赤ちゃんの発達にとってきわめてポジティブな体験になり得ます。
子育て世帯の経済的な負担に配慮し、オンラインはワンコイン、対面サークルもその倍程度で実施していくことができるよう、この事業への寄付を募集しています。
3. 生きにくさや不安を抱える人々のための音楽芸術活動によるサポート事業 My Song Club/Sing & movement
私たちとともに障がい者の方々との音楽療法を続けた音楽療法士たちの中には、長年にわたって、ぜんそくや花粉症、良性腫瘍、うつなどの持病を克服した人たちが複数いたことからも、計画された音楽活動には、服薬を代替する一定の効果があった可能性があります。
音楽芸術活動は、競争が苦手なすべての人にとって、決して単なる余暇活動ではなく、健康でいるために欠かせない活動となり得ます。
この3本目の柱では、音楽家や音楽愛好家とともに、あるいはKooKのサポートメンバーたちと一つ一つのプロジェクトを立ち上げ、オンライン併催可能な形のライブイベントとして開催していきます。
どうか、皆様のお力で、ぜひ、この3つの活動を支えていただけますよう、お力添えをお願い申し上げます。
→いろいろな応援の形
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