セラピストのご紹介

代表理事 中井 深雪(なかい みゆき)

日本音楽療法学会 1998年度 認定音楽療法士
2013年度 更新

1986年 国立音楽大学 卒 幼児音楽教育専攻
コーラスグループ「いずみたくファミリー」元メンバー
幼稚園教諭普通免許状(一種)取得
ホームヘルパー2級課程修了
日本音楽療法学会スーパーバイザー登録

発表論文
治療構造としての音楽療法プラットフォーム.(共著),音楽療法研究、3:107-115,1998 他

著書
「母と子の対話音楽集~Play for you~心のおしゃべり音楽室」全二巻,全音楽譜出版社

共著書
「音楽療法のすすめ」 第5章「自閉症児のための音楽療法」:74-105,ミネルヴァ書房

臨床場所
• 医療法人桜桂会 犬山病院 (1995年~2001年,2010年~)
• 世田谷区立三宿つくしんぼホーム (1996年~)
• 世田谷区立砧工房 (1998年~)
• MTN世田谷対話音楽工房上馬5丁目音楽室 (1998年~2012年)
• MTN心のおしゃべり音楽工房上馬5丁目音楽室 (2012年~2022年)
• 世田谷区立梅ヶ丘福祉実習ホーム内自主グループ (1999年~2001年)
• 埼玉県児童自主グループ poco a poco (2003年~2005年)
• 荒川区立生活実習所あらかわ希望の家分場 (2004年~2022年)
• 埼玉県障害者交流センター 児童自主グループ (2008年~2012年)
• 荒川区立荒川生活実習所 (2010年~2022年)
• 社会福祉法人いたるセンター イタール成城 (2015年〜)

教育経験
• 東京国際音楽療法専門学院 (1999年~2003年)
講演・講習会講師経験
• 神奈川県立教育センター (2001年)
• 日本社会薬学会 市民フォーラム (2002年)
• 府中療育センター保育士交流会研究会 (2003年)
• 葛飾区薬剤師会定期研修会 (2003年)
• 府中北療育センター (2003年)
• 世田谷区保健福祉センター (2004年)
• 都立神経病院 作業療法士・理学療法士研修会 (2005年)
• 日本大学芸術学部芸術講座 (2007年)
• 音楽療法ネットワーク三重 (2008年) 他
• 平成25年度茨城県弘道館アカデミー県民大学前期講座ミュージックセラピー楽修会
• 「CUTES」による音楽療法士のための即興力UP講座(2008年〜)

副代表 篠原 恵津子 (しのはら えつこ)

日本音楽療法学会 2003年度 認定音楽療法士
2009年度 2013年度 更新

大学を出て就職した公立小学校の教師時代に、特別支援学級の子どもたちや場面緘黙(ばめんかんもく)症の子どもと接しながら、悩んだり、喜んだりした経験が、自身の子育てにある程度の見通しがついた時に、残りの半生、音楽療法にずっと関わっていきたいと思ったきっかけとなったのだと思います。

1999年春に、当時のMTN世田谷対話音楽工房が行う重度心身障害者施設での音楽療法を見学し、生で演奏される音楽に対して小さいながらも一つ一つに反応を見せてくれるその姿に感動し、その後、実習生として受け入れてもらいました。実習を続けながら、療育音楽、東海大学の生涯学習や、東京学芸大学科目等履修制度で音楽療法、発達障害学などを学びました。

音楽療法士は、常に利用者の方々が何を考えているのだろう、何をしたいのだろう、ということを推察しています。また、抱えている問題を解決出来るよう、多方面からのアプローチを検討します。
セッションの中で、いろいろな気持ちを共有して、一緒にたくさん笑ったり、声を出したり、踊ったり…。そんな自分を素直に表現できる時間をぜひ音楽療法で体験してください。
利用者のみなさんとご家族のみなさんが、笑顔で未来を語れるお手伝いをさせていただければ幸いです。

上野学園大学音楽学学部 卒業 音楽学専攻
中学校教諭一種免許状(音楽)
高等学校教諭二種免許状(音楽)
千葉県公立小学校教諭(2年間)

臨床場所
• 世田谷区立三宿つくしんぼホーム(1999年~2020年)
• 世田谷区立砧工房(2009年~2020年)
• MTN世田谷対話音楽工房上馬5丁目音楽室(2001年~2012年)
• MTN心のおしゃべり音楽工房上馬5丁目音楽室 (2012年~2020年)
• 世田谷区立梅ヶ丘福祉実習ホーム内自主グループ(1999年~2001年)
• 埼玉県 児童自主グループ poco a poco(2003年~2005年)
• 荒川区立生活実習所あらかわ希望の家分場(2004年~2020年)
• 埼玉県障害者交流センター 児童自主グループ(2008年~2012年)
• 荒川区立荒川生活実習所(2010年~2020年)

講師経験
• 東京都教育委員会・視覚障害者教養講座音楽教室 (1999年~)
• 上野学園大学恵声会千葉支部研修会(2005年)

金井 風花(かない ふうか)

日本音楽療法学会 2015年度 認定音楽療法士

子どもの頃から音楽が好きで、6歳からピアノを始めました。習い始めた当初は楽しかったのですが、課題の曲が難しくなるにつれて徐々に自信がなくなり、一人でピアノを演奏するのが辛い時期がありました。

そんな時、小学校6年生の頃に、クラスの合唱のピアノ伴奏を初めて経験し、一人ではなく誰かと一緒に音楽を演奏し、楽しさを共有できたことへの喜びを感じました。
「音楽療法士」という職業を知ったのもちょうどその頃でした。音楽の技術を教えるのではなく、セラピストとクライエントの関係は対等で、音楽を介してコミュニケーションをとることが治療になる、という考え方に感銘を受け、音楽療法士を志すことを決意しました。

心のおしゃべり音楽工房のセラピストとして働き始めて、クライエントの皆さんそれぞれ、好きな曲、好きな活動、得意なことがあり、音楽の中で楽しみながらパワーを発揮する姿を目の当たりにしました。その時、彼らが私たちセラピストに、「楽しい」「もっとやりたい」という気持ちを行動や表情で伝えてくれていることを実感しました。言葉ではなく音楽を介することで、彼らと「楽しい」という気持ちを共有できることがとても嬉しいです。

そんな風に彼らの笑顔に救われることが多い私ですが、私自身も、今後もっとクライエントさんやご家族の皆さんのために、セラピストとしてできることを増やしていきたいと思っています。

昭和音楽大学音楽学部 音楽芸術運営学科 音楽療法コース 卒業

臨床場所
• NPO法人心のおしゃべり音楽工房上馬5丁目音楽室(2017年~2022年)
• 荒川区立尾久生活実習所あらかわ希望の家分場(2017年~2022年)
• 世田谷区立三宿つくしんぼホーム(2017年~2022年)
• 世田谷区立砧工房(2017年~2022年)
• 荒川区立荒川生活実習所(2017年~2022年)
• 社会福祉法人いたるセンターイタール成城(2017年~2022年)

フランチェスカ・ローズマリー・レロイ

作曲家 コミュニティ音楽家 フルート&笙 奏者 翻訳者
NPO法人心のおしゃべり音楽工房 音楽療法士

私と音楽との出会いは生後18か月の頃。父のロックとポップスのCDを聞きながら嬉しそうに踊っている映像が残っています。
5歳の頃、小学校でリコーダーを習い始めたのがきっかけで、先生方が学校にある楽器を紹介してくれた時、フルートを習おうと決めました。

音楽には凄いパワーがあります。やがて私は、音楽のパワーを誰にでも体験してもらえて、一緒に音楽作りができる、そんな音楽の恩恵を分かちあえる音楽療法に携わりたいと思うようになりました。

心のおしゃべり音楽工房にインターンから参加し、やがて就職して子どもたちに英語で音楽を教える仕事をしながら、音楽室や砧工房の音楽療法セッションで 、クライエントさんのニーズのためのポップスや歌の活用の仕方が良い勉強になりました。例えば、コミュニケーションを促進するための楽器のやり取り、理解力をサポートするための歌詞と道具・ダンスのマッチング、感情を調整するために、多様な感情を呼び起こさせるように用いる音楽の聴取などです。そしてなにより、音楽で、一人一人の人と惹きつけ合うには、それぞれ別々の方法がたくさんあるということをクライエントさんたちから教わりました。

今後、さまざまな状況やコミュニティでどのように音楽療法を活用しているのかをもっと知りたいと思っています。英国に帰国したら、コミュニティ音楽グループで活動し、作曲家として新しいプロジェクトを制作したいと思っています。イギリスでも、日本にいる音楽家や音楽療法士を繋がり続けていたいと願っています。

スコットランド ロイヤル コンセルヴァトワール 大学院 作曲科専攻・コミュニティ音楽コース卒

臨床場所
• NPO法人心のおしゃべり音楽工房上馬5丁目音楽室(2017年~2021年)
• 世田谷区立砧工房(2017年~2021年)

受賞歴
2019年 サントリー芸術財団主催「佐治敬三賞」
対象作品 谷崎潤一郎原作 フランチェスカ・レロイ作曲
遊歩オペラ「THE鍵KEY」 旧平櫛田中邸にて上演(2019)
https://www.suntory.co.jp/news/article/sfa0041.html

柴野 彩音(しばの あやね)

日本音楽療法学会 2010年度 認定音楽療法士
2015年度 更新

幼少の頃から、音楽のファンタジーの世界が大好きだった私が、3歳から続けていたピアノを生かせる仕事がしたい、と思い見つけたのが「音楽療法士」という仕事でした。

大学2年の時、MTN世田谷対話音楽工房と出会い、以来、日々臨床を行う中で起こるたくさんの奇跡のような出来事が私にとってなによりの喜びです。

2017年4月からは、12年間に及ぶ東京での臨床経験にいったん区切りをつけ、地元の新潟県でも、音楽療法で貢献できる活動を少しずつ開始したいと考えています。

音楽療法を始めたいと思われたら、まずは、お好きな音楽やよく聞く音楽などを私たちに教えてください。
それをきっかけにさまざまな自分らしさを発見し、心が強くなり、さまざまな成長ができると思います。

日本大学芸術学部卒
ホームヘルパー2級課程修了


臨床場所
• MTN世田谷対話音楽工房上馬5丁目音楽室(2007年~2012年)
• MTN心のおしゃべり音楽工房上馬5丁目音楽室 (2012年〜)
• 荒川区立生活実習所あらかわ希望の家分場(2007年~2017年)
• 世田谷区立三宿つくしんぼホーム(2007年~2017年)
• 埼玉県障害者交流センター 児童自主グループ(2008年~2012年)
• 社会福祉法人もくせい会 特別養護老人ホーム ヨコタホーム(2008年~2017年)
• みやした幼稚園 音楽療法(2008年~2017年)
• 西東京市保谷障害者福祉センター(2008年~2017年)
• 世田谷区立砧工房(2009年~2016年)
• 荒川区立荒川生活実習所(2010年~2017年)
• 社会福祉法人いたるセンターイタール成城(2015年〜2017年)

花見 尚子 (はなみ なおこ)

日本音楽療法学会 2011年度 認定音楽療法士
2016年度 更新

私は小さい頃から音楽が好きで、よく歌ったり、ピアノで遊んだりしていました。
ただ、ピアノは大好きだったけれど、練習が苦痛で音楽が嫌いになり、そんな自分も嫌いになりそうな時期もありました。

そんな中、小学生の時に鼓笛隊でフルートに出逢い、さらに音楽の楽しさに魅了されました。その後、高校でオーケストラの一員として素晴らしい仲間と出会い、私の世界が広がって行きました。いつしか音楽は私にとって生活の一部のような存在になりました。

音楽に助けられてきた学生時代、大好きな音楽で誰かの役に立てる職業につきたいと考えていた時に音楽療法に出会ったのです。

音楽療法は音楽の技術を習得するための時間ではありません。ありのままの自分で音楽を楽しむことで、私たちが成長するためのきっかけや自分でも気づいていなかった可能性を発見できたりと、人生を豊かにするためにそっと力をくれると思っています。

2015年からは長野県諏訪市にて音楽療法士として活動し、みなさんの役に立てるよう精進しています。

洗足学園音楽大学 音楽療法コース卒業

臨床場所
• 世田谷区立三宿つくしんぼホーム (2010年~2014年)
• 世田谷区立砧工房 (2010年~2015年)
• MTN世田谷対話音楽工房上馬5丁目音楽室 (2010年~2012年)
• MTN心のおしゃべり音楽工房上馬5丁目音楽室 (2012年〜)
• 荒川区立生活実習所あらかわ希望の家分場 (2010年~2014年)
• 荒川区立荒川生活実習所 (2010年~2014年)
• 埼玉県障害者交流センター 児童自主グループ (2010年~2012年)
• 大田区立新井宿福祉園 (2011年~2015年)
• 障がい者支援施設 きずなの里 (2011年~2013年)
• 江戸川区立みんなの家 (2010年~2017年)
• 児童発達支援事所WAKUWAKUすたじお(長野県諏訪市) (2016年~)

加瀬 千穂美(かせ ちほみ)

日本音楽療法学会所属 介護福祉士

漠然と、福祉方面に進学、と考えていた高校時代、「音楽療法」ってあるんだ!と知り、もっと知りたくて音大へ。音楽で変化することは実感と合っているから間違いないのに、学べば学ぶほどなぜ変化するのかが解らなくて、卒業後、高齢者施設で支援員兼音楽療法士として勤める傍らもたくさんの先生に教えを乞うているうちに、心のおしゃべり音楽工房にたどり着きました。そして結婚を機に前職を退職して、NPO法人となった心のおしゃべり音楽工房のスタッフに加わりました。
現在は、出産・子育て中です。

産休中もお手伝いできることはしていますので宜しくお願いします。

上野学園短期大学 クラリネット専攻 卒業

臨床場所
• 世田谷区立三宿つくしんぼホーム (2016年〜2017年)
• 世田谷区立砧工房 (2016年〜2017年)
• NPO法人 MTN心のおしゃべり音楽工房上馬5丁目音楽室 (2016年〜2017年)
• 荒川区立生活実習所あらかわ希望の家分場 (2016年〜2017年)
• 荒川区立荒川生活実習所 (2016年〜2017年)
• 社会福祉法人いたるセンターイタール成城 (2016年〜2017年)

ゆうたバンド バンド・セラピスト
梁瀨 峻成 (やなせ たかなり)


日本音楽療法学会 2014年度認定 音楽療法士補

医療スタッフである両親のもとに生まれ、男ばかり3人兄弟の長男であった僕は、ダウン症を持って生まれた末の弟とのコミュニケーションに音楽が欠かせなかったことから、18歳の時、心機一転、ギターを習い始め、同時に音楽療法士を目指して学会認定の専門学校を卒業しました。
在学中に、ギターの恩師の紹介で知り合った中井先生の主宰団体の活動に惹かれ、卒業後に短期研修をさせていただいてから、知的障がい者のための継続B型就労支援施設兼生活介護施設に就職しました。

2015年に、上馬5丁目音楽室で育った渡部雄太くんとともにゆうたバンドにセラピストとして参加し、以後、このゆうたくんの活動にはずっと協力していきたい、そしてもっともっと音楽療法を学び、心のおしゃべり音楽工房の理念を広めたい、と思うようになり、NPO法人立ち上げにも携わらせてもらいました。

ギターが大好きです。奏でる時の独特の振動に心が躍る、その想いを、言葉に不自由のあるたくさんの人たちと分かち合えるセラピストになりたいと思います。

東京心理音楽療法 福祉専門学校 音楽療法学科 卒業

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