スタッフ日誌

篠原恵津子

2013年03月17日

スーパービジョンの研修会を受けて

先月、日本音楽療法学会の研修に行ってきました。

今回のテーマは、 【スーパービジョン】

スーパービジョンは、日本音楽療法学会がここ3年、力を注いできたテーマです。
普段、書籍の中でお会いする諸先生方のご卓見を直接うかがえることは、私にとって非常に有益でした。

さて、初日は、デモスーパービジョンが行われ、
その総括として松井紀和先生がスーパーバイザーとしての方法論を解説してくださいました。

松井先生は、スーパービジョンには、

①インパクト ②自発的な表現 ③Supported Expression (支持された表現 )

が重要だとおっしゃいました。

日々セッションを重ねていると、私も、疑問点や、これでいいのだろうかという不安を感じる時が多々あります。
そしてそんな時には、すぐに一番そばにいる中井先生に、気軽に相談をします。時には、先生の方から「○○さんはどう?」と訊いてくださるので、ここぞとばかりにアドバイスを受けていますが…

①確かに、中井先生から得られる答には、新しい気づきが得られるインパクトがあり、

②質問をされることにより、それに答えるために考えを言葉にする努力をしてみることで、逆に自分自身が気づかなかった点に自ら気づく事があり、

③そして最後には、それが新たな視点からの示唆であるのに、なぜか私自身を改めて肯定できるようになっているのです。

そのような適切な教示を受けた時、なんだか目の前がパッと開けた思いがします。
そして自信を持って、またクライエントと向き合うことができるのです。

私たちは日々、一生懸命、一つ一つのセッションに臨んでいます。
セッションを行い、記録を付け、アセスメントを行う。
自分の考えを言語化することで、違った次元の疑問が湧いてきます。
一つが解決しても、クライエントの成長・発達と共に新たな疑問へと姿を変えていきます。
定期的にスーパービジョンを受けることは、クライエントをより深く、多面的に検討することができる機会になるわけです。

忙しさにかまけず、これを機会に、中井先生だけでなく、いろいろな先生に「スーパービジョン」を受けよう!と心に決めた一日でした。

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