スタッフ日誌

篠原恵津子

2016年03月16日

3月16日

3月は卒業のシーズン。
‘卒業の歌’と言えば、古くは、♪贈る言葉、♪思い出がいっぱい、
最近では、♪桜の栞、♪3月9日 などたくさんあります。

たとえば、♪贈る言葉。
これは、1979年の曲で、ドラマ「3年B組金八先生」の主題歌だったことは有名です。
その後、卒業ソングとなった今では、1979年に産まれていなかった方々も前奏を聞けばこの曲だと判るほどです。いわゆる卒業ソングと言われている曲は、多くの思い出を抱きながら迎える卒業という大イベントに結び付けられるからこそ、人々の心に残り、歌い継がれていくのでしょう。

音楽室を訪れてくれているこどもたちの中にも、この3月に小学校を卒業する児童が2人います。
そのひとりが、しゅんくん。

とっても素直で礼儀正しい、そしてちょっぴりシャイな男の子です。
今日のセッションのテーマは、もちろん、【卒業】

第1曲目は、♪With you smile

この曲は、しゅんくんのおねえちゃんの卒業式で歌われた曲で、しゅんくんもよく知っている曲です。
最初から最後のフェルマータまで上手に大きな声で歌ってくれました。

続いて、今年卒業式で歌うと言うので、急遽、♪マイバラード を歌うことに。
さらに大きな声ではっきりと歌い、最後にはシンセサイザーのドラムセットを夢中になって叩いてくれました。いつもはお母様のそばに座っていることが多いのですが、どんどん気持ちが高まってきているようです。それからも、ドラマーのごとく、シンセでリズムを刻んでくれたり、歌ったり、バルーンの上に乗って揺れたり、非常に活発に活動してくれました。

バラードさえも思いっきり笑顔で元気よく歌う、その活き活きとしたしゅんくんの姿からは、来月から一人で新しい環境に飛び込む憂いはみじんも感じられません。
ぼくの未来は明るい!と確信している様にも見えました。

その後、6年間仲良く過ごした事を振り返りながら友達の歌を数曲歌い、最後は、定番中の定番、本番の卒業式で歌う、♪旅立ちの日に

バルーンに乗りながら、手を広げて飛んでいくイメージを表現したり、大きく手を振ったり、ミュージカルさながらの歌唱でした。
それを見たお母様がにこやかに笑って言いました。

「卒業式でもやりそうな気がする…^^;」

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しゅんくんとゆうちゃん、

あなたたちが音楽をとても好きだと思っていることをとても嬉しく思います。

これからもあなたたちが成長する上で、音楽が心の支えの一つとなってくれることを願ってやみません。

ご卒業、おめでとうございます。

新たな旅立ちを心からお祝い申し上げます。

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