スタッフ日誌

2017年11月10日

「睡眠」の大切さ

おはようございます。

…ブログの更新が途絶えていましたが、当工房は、第3期に入りました。第2期のご報告は、会員の皆様には済ませましたが、ブログでは、公告できる段階になりましたらいたしたいと存じます。

毎日忙しい状態が続いて、ブログどころではなかった、と言ってしまえばそれまでですが、書き残しておかなければならないことは、今後もしっかり書きたいと思っています。

さて、今日は「睡眠」についてです。

11月10日、今年の「流行語大賞」にノミネートされた言葉の中で、「睡眠負債」という言葉が引っかかりました。

早速Googって見たところ、NHKスペシャルで特集された記事を見つけました。

http://www.nhk.or.jp/special/sleep/

ここには、多くの実験結果から、毎日ちょっとずつ溜まっていく睡眠不足=「睡眠負債」が三大疾病リスクを引き起こすことがほぼ証明されたという内容が書かれていました。

しかも、睡眠中に排出される脳のゴミ、「アミロイドベータ」は、アルツハイマー病の原因物質ともいわれていて、発症の20-30年前から蓄積するといわれている、とも。。。

近年、私の周囲でも、50歳未満でガンや脳梗塞を経験する同世代が増えていることを実感もしていました。

また、音楽療法士としての臨床現場で観察していても、多くの不調や行為障害、精神病の発症もまた、はじめはちょっとした睡眠不足から始まると感じることが多々あります。それが昼夜転倒の生活リズムになっていくことで、脳内変性が始まるんだなーと。。。

私たちバブル世代は、働くことが楽しかった世代でもあり、睡眠時間を犠牲にしてでも頑張れることに美徳を感じたりするところがあったのではないかと思います。仕事も、遊びも、恋愛も、たくさんこなせることに賛辞を送ったり「いいね!」したりし合って励まし合ってしまうところもあります。けれど、そろそろその考え方を転換すべき時代が来たのかもしれません。

障がいのあるお子さんのおかあさま方とお目にかかっていても、みなさん、頑張れるのはわが子が可愛いからに他ならないのですが、その睡眠負債の大きさは本当に心配です。寝ダメじゃダメなんだそうですが、そうは言っても、子育て世代の女性にとって、「睡眠負債」は仕方ないじゃないところもあります。

よくクライエントにお話しする事例に、アインシュタイン博士とアメリカのルーズベルト大統領の睡眠時間の例があります。聞いたことがある程度の話にすぎませんが、ルーズベルト大統領が4時間睡眠だったのに対し、アインシュタイン博士は1日13時間も寝ていたそうなのです。13時間寝ている間に、たくさんの発見をしたり睡眠学習したりしていたのでしょうか。

そういえば、私も、小学校2年生の時、九九を覚えていてどうしても言えるようにならなかった九の段を、言い続けている夢を見て、朝起きたら言えるようになっていたことがありました。(九四だけ32と間違えて覚えてましたが…www)

一般に、政治家とか事業家の睡眠時間は短く、芸術家の睡眠時間は長い、とも聞きます。

睡眠には、起きている間の活動の中で、心が納得できなかったり消化できなかったりしたさまざまなコンフリクトやコンプレックスを夢によって発散させ、リセットさせてくれる効果もあると聞いたことがあります。とんでもなく不吉な夢を見ることもあるものですが、それも、現実の前触れなどと捉えずに、心の自己治癒力が働いたと考えたいものです。

ちなみに、流行語大賞にノミネートされた言葉のうち、やはり一番気になったのは「忖度」でした。これ、2017秋ドラの「ドクターX」の中でも出て来ますよね、「ソンタくん」という東帝大学病院のヒルマ院長所有のITロボットで。私、ずーっと「損択」と書くんだと思っていました…(汗)

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