スタッフ日誌

2022年07月16日

2022年 6月のニュースレター

衝撃の事件を背景に、参院選が終わりましたね。 たくさんの方に、さまざまな心の傷を残す事件でした。 20年間、世界経済に取り残された感のある日本のここからに、ジェネレーションY、Z世代以降の若者たちが抱く希望とは?…と、考えさせられた週末でした。

 6月のKooKは、18日(土)に、世田谷区肢体不自由者父母の会主催の音楽セラピーライブで初めてセッションをさせていただきました。大好きな歌が流れると、大きな声で喜びを表してくださる方、やってみたい楽器に積極的に手を伸ばしてくださる方、みなさんの笑顔と一体感の心地よさに、「またお会いしましょう!」と再会をお約束して名残惜しくお別れ。

 【オンライン子育て音楽サークルAiAi 】は、14日(火)に開催。 2ヶ月半会わなかっただけで、やっとハイハイしてたはずのベイビー・ボーイが「昨日1歩、出ました!」という嬉しい報告!みんなで、でんでんむしむしかたつむりのBGMでかたつむりのYouTubeを見たり、秦基博さんの♪Rainをカバーして一緒に踊ったりしました。 【ミュージックセラピー活用講座】は、3日にVol.2 「現代ポピュラーミュージックに使われている主なリズム」について、実演を交えてお話ししました。これまで特に音楽経験がなかった参加者さんからも、だんだん面白くなってきた、という感想をいただいています。また、基礎のあった受講者さんは、現場で楽器を自信を持って使えるようになってきたそうです。

 7月のマンスリーテーマソングは、残念ながら投票がなく、決まりませんでした😭。みなさん、世の中の動きがコロナ禍前に戻ってきたことに比例して、お忙しくなってきたのかもしれませんね。8月は、お待ちしています!


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【セミナー1】ミュージックセラピー活用セミナー

第2回目 現代ポピュラーミュージックに使われている主なリズム を、配信しました!

音楽療法のノウハウを子どもたちや障がいのある人たちへの教育や支援に活かしていくには、音楽の場に 音楽療法士が1人いるだけではダメなのです。参加者一人一人に寄り添う先生や保育者、支援者の方々が、自らも楽しみながら、対象(児)者へのアプローチ法を知って活用してくださって初めて、そこにいるすべての人たちにとって特別な音楽の時間が生まれます。【セミナー1】は、そんな特別な支援者さんたちのための講座です。

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Free-form report 
股関節のおはなし

さて、ニュースレターの最後に、私がこの数ヶ月に体験した変形性股関節症からの人工股関節置換についてお話をしてみたいと思います。

 昨年、2021年5月に、私はある日、音楽療法セッションのクライエントさんを迎える時に、慌てて出迎えようとして左足の親指を、履いていたスリッパと一緒に床に引き摺る形で全体重をかけてしまい、重度の剥離骨折をしてしまいました。3年くらい前から、左足腿や付け根の筋力が落ちてきたのを感じていて、ゆる筋トレを開始して1ヶ月経った頃のことでしたので、いっそうショックでした。

 あとで考えてみたら、この時、たった1歩を踏み出して駆け出すのに、左足がちゃんと上がっていなかったから怪我をしたんだな、と思ったわけですが、その時には訳がわかりません。捻挫は何度もしたことがありますが、それよりもかなり痛かったので整形外科を受診し、X線検査で「剥離骨折とは言っても、これは骨折ですからね」と釘を刺され、それからのべ4ヶ月も、PTさん(理学療法士)のリハビリに通う羽目になりました。

 でも、だからと言ってこの骨折の原因が股関節にあるのではないか、とは、お医者様でもなかなか判らないものなんだそうです。

 リハビリは9月には、いったん終了したのですが、その直後から、お酒が入って友人と歩いていて急に派手に転んだり、慣れているはずの靴で靴擦れを起こして歩きづらくなったりということが起こり、12月には、それまでできていた開脚ストレッチが、痛くてできなくなってしまいました。 かかりつけの整体で深部に届くEMS治療をしてもらっても軽快せず、今年2月には、毎日歩くたびに痛くて、次第に階段を登るのに手すりが不可欠になっていきました。

 毎年開催している「世田谷区音楽療法ライブ」をこなし、ようやく整形外科を受診すると、まず、指定難病の「大腿骨頭壊死」の疑いでMRIを受けるよう勧められ、その難病は運良く否定されたのですが、左側の股関節だけ、ほとんど軟骨がなくなってしまっている、変形性股関節症と診断されました。
「末期の変形性股関節症だね。軟骨は元に戻らないから、悪くなるのを遅らせるリハビリを受けてみて、痛みをコントロールできなければ、手術ということになります。まずはリハビリをがんばりましょう。」
 そう聞いて、このまま放っておいても良くならないなら、元に近い身体能力を回復するためにも、可能な限り早く手術を受けてしまうべきだ、と直感的に思いました。

 この、人工股関節置換術、80歳を越えるお年寄りでも、受けた方は一様に、「やってよかった」とおっしゃるのですが、やる前は、皆さん怖いので、できるだけ歳を取って、お暇ができてからしよう、と思うようなのです。私も、決めてしまってから、できなくなる姿勢や動作を知るにつれ、手術の予定日が近づいてくると、同じように迷いました。それでも、術前の2ヶ月間、かかりつけ医で術後の早期回復効果を狙ったPTさんのリハビリ筋トレ訓練を受け、私なりにほぼ万全の状態で手術に向かうことが出来ました。

 結果、「(手術の)翌日からは、全体重をかけてもらいます。」とおっしゃっていた執刀医の言葉通り、痛みは容赦無く鎮痛剤で疼痛コントロールして、手術の翌日には、車椅子ではなくまず歩行器からスタートし、その翌日には座位で腿上げ、立ち座り、爪先立ち、スクワット、横歩き、後ろ歩き、と普段できていたはずの動きを指導してもらい、階段の上り下りがなんとかできるようになったのは、術後たった3日後のことでした。

 私の場合、今年還暦とはいえ、患部以外の骨密度は20代の100%を超えていたこと、そして、歩き方を工夫することで痛みを回避している期間が半年弱と短かったので、姿勢や筋肉の働き方があまり崩れていなかったこと、さらに、正しい姿勢や筋肉の働きを、術前のリハビリで認知行動療法的に取り戻せていたことが、早期回復の鍵となりました。8月の末くらいには、また♪ツバメや♪パプリカを元気に踊れるようになると思います♪

 変形性股関節症にもいろいろあって、日本女性に多い「臼蓋形成不全」によるもの、バレエダンサーなどに多い「股関節唇損傷」によるもの、そして、最初に挙げた「大腿骨頭壊死症」(男性により多く、ステロイドやアルコールの摂取歴、減圧体験と関係があるそうです。)によるものなどがありますが、私のはそのどれでもなく、最近知られるようになった、「大腿骨臼蓋衝突症候群」によるものではないかとのことです。 今はこの手術も、前側方筋間侵入と言って、筋肉や神経をまったく傷つけることなく関節置換できるドクターが増えてきたそうで、このことも早期回復の鍵の1つです。 このエピソードが、皆様のご家族やご友人の中で、身体的な不調を抱えておられる方々のどなたかしらに、何か参考になればと思います。

ご質問は、中井深雪まで直接どうぞ!

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皆様からの音楽や音楽心理に関するご要望やご質問もお受けしております。
一対一でお話しできるMTKooK公式LINEもぜひご活用ください。

▲6月のマンスリーテーマソングの実施YouTubeはこちらから♪▲

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