2021年04月04日
4月4日はピアノ調律の日なんだそうです。 なぜかと思ったら、あ、なるほどね。
ピアノとは、切っても切れないご縁でここまで来たことは言うまでもありません。
ピアノの音色が好きで、好きな音色にこだわって、プレイをしてきました。
音楽療法でも、よりよいピアノの音色を生でお届けしたいと思い、契約施設にもそれぞれ20年前に無理を言って、アップライトのアコピを揃えていただきました。
ところがです。ここ1年、コロナ禍もあって、オンラインセッションについての論議が盛んになり、さまざまな音楽療法士さんの現場を垣間見るチャンスがあったのですが、電子ピアノ使用率、思ったよりだいぶ高めでした。ちょっと驚いたくらいです。
たしかに、生ピは重いので動かしにくいし、定期的に調律は必要だしで、実用的にはいいことないのですが、それでも、デジタルで調整された音にはない、人が作り出す微妙なニュアンスがたくさん出せるのはアコピではないだろうか、と…こういうことを言うのは古いですか?
まだエヴィデンスは定かではないのですが、生の音には人の可聴領域と非可聴領域両方の周波数が含まれていて、一般にCD音源などのデジタルな音源は、どこかで上下をカットしていると言いますよね。デジタルピアノはどうなんでしたっけ。。。で、その非可聴領域には、ちょうど言葉に、感情的な「行間」とか「含み」などがあるように、何かとても大切なメッセージが隠されているんじゃないか、という論議もあります。
というわけで、調律、大変だけどしてくださいね。
ちなみに、KooKの音楽室のグランドピアノは、一緒に使用しているシンセサイザーのピアノの音がA=441なので、アコピも441にしてあります。441じゃないと、シンセと一緒に鳴らした時に違和感があったんです。フツー442が多いですよね。
さて、最後に、Steinwayのグランドピアノの音をどうぞ。
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