2013年07月29日
先日、3才から音楽室に通っていたまあくんが音楽室から卒業いたしました。
まあくんはこの春に中学生になり、実に10年近くも音楽室に通ってきました。
私がまあくんとのセッションに参加したのは、2年あまり。
私が音楽療法士を志すよりも前から、音楽療法の世界の中にいたまあくん。
私が出会った頃にはすでに、彼自身、音楽で発散する方法、リラックスする方法などをよく理解していて、音楽室でしかできないことをして過ごしていました。
新米の私は、彼から教えてもらったことがたくさんありました。
最後のセッションは彼自身がプログラムを組み立てて、修了コンサートを行いました。
歌、合奏、ゲームなどのコーナーがあり、これまで音楽室でやってきた活動を行いました。
まあくんから司会に任命されてたのですが、あまりに拙い司会ぶりだったからか、途中からマイクを取られてしまいました。笑
きっと深雪先生や音楽に伝えたいことがたくさんあったんだと思います。
45分という限られた時間の中で、彼は懸命に向き合い、伝えようとしていました。
これまでのセッションで音楽を通して自分と向き合い、人と寄り添うことで、得てきたものは私が思うよりきっと大きいと思います。
これから先も心の拠り所としてここが彼の中に存在し続けてくれたらと思います。
辛い時、不安な時、悲しい時、自分の力だけではどうすることもできなくなった時にまた一緒に乗り越えられるように。
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