2017年07月03日
「Tomokaの大発明*****2017年6月28日」
Tomokaさんは、今年3月に京都の大学の音楽学部を卒業したばかりの音楽療法士。そして、4月から、KooKの法人賛助会員である生活介護施設ソレイユの常勤音楽療法士になりました。
まだ大学出たばかりの社会人ルーキーではありますが、専門職として、週4日は音楽療法を行いながら、支援員のヘルプもしっかりやって頑張っています。
私は、ソレイユに月に1度、大掛かりなライブセッションをお手伝いしに行っているのですが、その3回目のこの日、施設に2つあるシンバルはスタンドに立っていて、ちょっと遠くにあったようで、今!すぐ!参加者にシンバルを持ってって叩いてもらわなきゃ!と言う時に、私が持って行ったハンド・シンバルがスタンドなしで床にあったところ、とっさにこのシンバルにメタルホンという鉄琴に付属のスティックを通して提示したのです。
私はピアノを弾き歌いしながら、それでいい音が出るのかな、と初めて目にする方法を見守りました。そしたら、全く問題なく、い〜い音がするではありませんか!となると、シンバル提示の音楽療法技術の一つの新しい方法が誕生したんじゃ!?と感激したのです。
シンバルを、グループセッションで対象者一人一人と順番に交互奏しようとして運ぶのに、音の良いシンバルは軽くはない、かといってスタンドごとじゃ重い、それで、モンキーシンバルと言って、マーチングバンドなどで使う両手に一つずつ持って鳴らすアレを一つ下げて持って行くというパターンも経験はしたことがあるのですが、なかなか良い音が得られないものでした。
これなら、シンバルが大きくても小さくても、いちいちスタンドの一部に固定しなくても、すっと通してそのまますぐに叩いてもらえます。
音楽療法の現場を持つ皆さんもぜひ、やって見てください!
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