スタッフ日誌

2017年06月21日

はじめまして

はじめまして。渡部雄太の母です。
この音楽室の教え子の一人の親、というだけの私に、このようなページを持たせていただくことは、恥ずかしいような気持ちもありますが、親の立場から発信することが何かのお役に立てるのならという思いで、時々書かせていただこうと思います。

息子の雄太は、今18歳(特別支援学校3年生)です。音楽室で、即興力と音楽を楽しむ力を身に付け、また沢山の素晴らしいご縁に恵まれ、様々なイベントで演奏を聴いていただける機会を持つことが出来ています。
「雄太くんの活躍が、障害を持つ子やその保護者の希望になると思う」と言っていただけることもあります。とてもありがたいのですが、ここには微妙な問題があるかな…?と思うのです。

障害児の親は、子どもの療育や学校で、たくさんの他の障害を持つお子さんと知り合います。障害の重さもタイプもそれぞれ違うし、性格もそれぞれなので、他のお子さんと比べてどうこうという気持ちはだんだんとなくなっていきます。
でも、子どもが小さいうちはどうしても人と比べて落ち込んでしまうこともあるし、大きくなってからも、すごい能力を持つ障害者の方がテレビに出ていたりするのを見ると、「だってこの人は障害が軽いから…」って思ってしまったり。(私だけかな…)
そんな複雑な気持ちを抱えて子育てする一人だからこそ、本当に雄太の活動を見てくれた方に希望を与えることなんて出来るのかな…と不安になります。

ではどうすれば、というのは、なかなか答えの見つかることではありませんが、ただ初めにお知らせしておきたいことが一つあります。雄太は決して障害が軽い子ではないということです。
自閉の度合いはかなり重く、2歳になる前に確定診断がおりたほど(通常自閉症では、3歳ごろまで様子見になることが多いです)。多動、こだわり、パニックも、小さい頃はひどく、迷子になって警察のお世話になったこともあります。数字などには強いのですが、いまだにおしゃべりも上手には出来ません。仕事への集中力もなかなかしっかりとは身に付かず、就職活動も難航中…。
問題は山積みな、普通の(?)自閉症の青年なのです。

こんな雄太ですが、大好きな音楽のおかげで情緒が安定し、大好きな音楽でご縁を広げることが出来ている、そのことを少しでも知っていただけたらと思っています。
決して「すごい人」の話でなく、身近なお話として、のぞいていただけたら幸いです。

今後、日常の様子や音楽活動の様子を時々アップしていこうと思いますので、よろしくお願いいたします。

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